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羽生結弦選手の五輪連覇達成!勝敗を分けた要因は何か?



平昌オリンピックのフィギュアスケート男子シングルは羽生結弦選手が見事に金メダルを獲得し、66年ぶりの五輪連覇を達成しました。本当におめでとうございます!

 

羽生選手が金、宇野選手が銀、フェルナンデス選手が銅メダル。日本人が1・2フィニッシュを実現したのでびっくりして放心状態でした。そしてフィギュアスケートの難しさをあらためて見せつけられました。

 

羽生選手の連覇は簡単なものではありません。誰が金メダルになってもおかしくない紙一重の戦いでした。勝敗を分けた要因は何か?個人的に考察してみました。

 

 

オリンピックの魔物は存在した

全世界のフィギュアファンが思ったのはネイサンチェン選手の失速でした。団体戦のショートプログラムに参加したネイサン選手はジャンプを全て失敗して、シニアデビューワーストの80.61点という得点を出した。そして本番の男子シングル個人戦のショートで再び全てのジャンプを失敗し、またワーストに近い82.27点というまさかの得点で17位発進。

 

以前に個人的に調べたジャンプ成功率から↓↓

フィギュアスケートのジャンプ成功率を調べてみました - マホトラのブログ

ネイサン選手が2度もすべてのジャンプをミスする確率を計算してみたら、なんと約3~4%という確率でした。

 

確かにありえないことはないです。しかし今シーズンのネイサン選手は好調そのものだったので、まさかこの大事な試合でババを引くことになるとは想像できませんでした。ネイサン選手の「調子は良かった」という言葉が真実であるならば、オリンピックの魔物は実在したということになりますよね。

 

 

4回転ジャンプより完成度

今大会の男子シングルの出場選手はショートとフリーを合わせて平均3回の4回転ジャンプを飛んでいます。かつてないハイレベルな4回転バトルだったのは間違いありません。

 

ベスト10位の選手の4回転を飛んだ本数をランキングにしてみると以下の通りです。

 

 

  選手(総合順位) 4回転本数
1 ネイサン(5位) 8
2 ヴィンセント(6位) 7
3 羽生(1位) 6
4 宇野(2位) 6
5 ボーヤン(4位) 6
6 フェルナンデス(3位) 4
7 コリヤダ(8位) 4
8 アリエフ(7位) 4
9 パトリック(9位) 2
10 リッポン(10位) 0

 ※敬称略

 

4回転の本数は総合順位と比例しないことがわかると思います。

4回転ジャンプの成功率はどんなに優れた選手でも50%~60%くらいです。本数を重ねればミスが出るのは当然のことです。4回転は点数こそ高いですが、ミスした場合の減点の大きさは無視できません。

 

羽生選手は最後の最後までジャンプ構成は考え中とのスタンスでしたが、これは秘密でもなんでもなく自分の調整を進めながらベストの4回転の本数を考えていたのかもしれませんね。

 

結果だけを見ると4回転ジャンプは4本~6本が黄金比だったのかな~と推測します。それ以上では無理が出るし、それ以下なら点数が伸びない。バランスを考えると一番大切なことは演技全体の完成度が大切だと実感する大会だったのではないでしょうか。

 

 

羽生選手は未知数だった

ケガの影響は調整の仕方を見ても明らかにあったと思います。誰よりもゆっくりと調整していましたよね。本当に大丈夫なのか?と世界中がそわそわしたと思います。

 

公式練習を暇さえあればずっと見ていましたが、練習中の4回転ジャンプの確率はすごく悪かったです。おそらく4回転サルコウは成功率が20%~30%くらいだったと思います。しかし本番では100%の成功率でした。しかもほぼ満点近い評価を得ています。また体力は確実にピーク時に比べて落ちていたはずです。だって激しい練習ができないのですから落ちるに決まっています。しかしショートもフリーも圧巻の演技でした。

 

 

どう考えたって五輪は不利な状況だったはずです!

 

・メディアからのストーキングに近いプレッシャー

 

・自分自身の五輪連覇に対するプレッシャー

 

・右足のケガ

 

・練習不足による体力の低下

 

・2週間前から4回転の練習を始めた

 

・ライバル達は絶好調

 

もう完全に予測不能です!

なぜこの状況で勝てるのか!?

 

完全に理解できたらノーベル賞が取れますよね。

 ただハッキリ言えることは羽生選手の実力に間違いはなかったということですね。

 

 

金メダルの可能性があった選手

羽生選手が金メダルです。しかし本当に紙一重の戦いでした。もし1本でも4回転サルコウが抜けて2回転とかになってしまったら、金メダルを取れなかったとはずです。そんな紙一重のシーンをこの大会でたくさん見ました。

 

今大会で金メダルの可能性が限りなく高かった選手は

・ネイサンチェン選手

・ハビエルフェルナンデス選手

・宇野昌磨選手

だったと個人的には思いました。誰が金メダルでもおかしくないくらいのハイレベルな戦いでした。

 

ネイサン選手はフリーでは1位です。フリーだけでみれば羽生選手に9点も差をつけています。もしショートで崩れずに100点超えしていたらとわからなかったですね。

 

フェルナンデス選手は本当にずっとノーミスでした!最後のフリーで4回転サルコウが2回転にならなかったら、勝敗はわかりませんでした。

 

宇野選手は本当に笑わせてくれました。フリーの冒頭で4回転を失敗してしまいましたが、「最初に失敗した時点で金メダルがないとわかっていたので笑ってしまいました。」というコメントにある通り、ノーミスだった場合は逆転できた可能性がありました。

 

これらのことは完全にたらればの話ですが、本当にどうなったかわからない大会でした。羽生選手が暫定1位になったときでも金メダルが確定したな~という感じには全然なかったです。それほど選手達のレベルがとても高かったですね。

 

勝敗を分けた要因は?

フィギュアスケートは選手の寿命がとても短いスポーツです。20代半ばには引退する選手が多いです。羽生選手は今大会で23歳ですが決して若くはありません。66年の間に五輪を連覇する選手がいなかったのは4年という期間がフィギュアスケーターにとっては残酷すぎるほどカラダと精神に負担をかけるものだからだと筆者は思います。

 

羽生結弦選手が挑戦する五輪連覇!男子シングルで66年間も達成者がいない理由 - マホトラのブログ

 

そんな羽生選手は五輪チャンピオンとしてプライドを持ってソチからの4年間を過ごしていました。演技の途中で感情を露わにするような熱さを何度も私達は見てきました。

 

どうして勝てたか?強いから!

と言えば話はおしまいですが、私は本当に誰よりも平昌五輪で金メダルを目指していたんだと解釈しました。最後の最後まで慎重に計算された調整と、実際にショートとフリーの演技を見て

 

絶対に諦めないんだ!

 

という強い力が見えた気がします。その気持ちの強さが勝利を導いたのではないでしょうか。

 

ただ羽生選手の発言通り、たくさんの人達に支えられて獲得した金メダルだったのでしょう。羽生選手のメンタルコントロールのため、オーサーコーチもフェルナンデス選手も羽生選手のケガが深刻だったことは黙っていましたね。

 

後日談からフリーの後半は右足が限界だったそうです。やはり右足は完治していなかったんですね。。最後の叫ぶような自分の生命すら燃やしているような気迫の演技。まさに『SEIMEI』

 

本当に感動的な演技でした。スポーツでこれほど感動したことは初めてです。すごく勇気がもらえました。これからも羽が生えたような素晴らしい活躍をご期待しています。

 

羽生選手 金メダル 本当におめでとうございます!

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