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本田真凜選手はなぜ得点が低かったのか?2018年はコーチを変更してアメリカへ



2017-2018年シーズンは本田真凜選手にとってシニアに上がってからの初めてのシーズンでした。初戦は勝利で飾りましたが、GPシリーズはミスが続いて得点を伸ばすことが出来ず、全日本選手権は7位でオリンピック代表には選ばれませんでした。

2018年シーズンからはコーチも変更になり拠点もアメリカに移ります。ご本人も相当の覚悟を持って決断されたのでしょう。まだ彼女は16歳です。普通の女の子なら遊びたい盛りですよね。
 
本田真凜選手はシニアに上がってから自己ベストは更新されていません。そもそもなぜ得点が伸びなかったのか・・
1年目のシニアシーズンを振り返って考えていきたいと思います。
 

インターナショナルクラシック

9月にISU公認のインターナショナルクラシックがアメリカで開かれました。本田選手は初戦を勝利で飾ることができました。ショートもフリーもほぼノーミスでしたが、合計で200点を超えることはできませんでした。
 
ジャンプの加点があまり伸びなかったですが、演技構成点は世界ジュニアのときより伸びていたのでさすがだな〜と思いました。だいたい演技構成点は10点満点中8点でした。
 
 

GPシリーズ

初戦はカナダ杯でした。ジャンプやスピンにミスが出てしまい得点を伸ばすことができません。次戦の中国杯もジャンプにミスが出ました。
両方とも結果は5位でしたが、シニア1年目でこれだけ滑れたらすごいことです。
演技構成点は7.5〜8.0くらいでした。
 
GPシリーズは3回転-3回転のコンビネーションが決まらない。成功しているジャンプも、もう少し加点がついてもいいはずなのになぜか付かない。実力が出し切れないことが気になりました。このままだとオリンピックは厳しいかもしれないと感じ始めたのはこの頃でした。
 
 

ジャンプで差がつく?

GPシリーズで調子が良かったのは樋口新葉選手と坂本花織選手でした。この2人の特長はパワータイプ(?)だと筆者は思っています。なんと言ってもジャンプの幅(飛距離)と高さでしょう。スピードもあるので成功すれば+2くらい加点が貰えます。
 
本田選手は正直そのようなタイプではないかもしれません。曲に合わせて柔らかくふわっと飛ぶタイプだと思います。筆者はとても好きなジャンプなのですが、競技的には加点がもらえないのかもしれません。
 
羽生選手のように助走ゼロから飛んだり、難しいステップから飛ぶ選手はほとんどいないので、基本は軽いステップから勢い良く飛ぶのが主流なのだろうと考えています。そうなるとやはり幅と高さが欲しいところです。
 
またジャンプの難易度も気になります。
前にブログに書いたこともありますが、本田真凛選手はショートとフリーを合わせてルッツジャンプを1本しか飛びません。トリプルアクセスを除けば、女子で1番得点を稼げるジャンプなので3本飛ぶ選手が多いですね。
 
よって現状だと技術点で勝つのが難しいです。もし勝とうとするならばメデベデワ選手のようになるしかありません。彼女もルッツを1本しか飛びません。
 
 

運命の全日本選手権

もうノーミスしかないことは明らかでした。枠は2つしかありません。日本女子フィギュア界の絶対エースである宮原知子選手が代表入り濃厚なので実際はあと1枠です。
 
ショートは鬼門だった3回転-3回転を成功させ、イケるかな!っと思ったのですが、得意なはずの3回転ループで転倒。ショートは6位発進でした。
 
ミスは出ましたが演技構成点は宮原選手を除けば横一線でした。宮原選手はぶっちぎり演技構成点が高かったのでやはりほぼ決定の流れです。坂本・樋口・本郷・本田選手は平均8.0点くらいでほぼ同じでした。なのでトップと7点差ありますが本田選手にもチャンスがありました。
 
勝負のフリーは技術点を稼ぐため3回転ルッツを1本増やしました。当たり前かもですが、ルッツの本数が少ないことをご本人も分かっていたのでしょう。全ての選手に回転不足などのミスが出ていたので逆転のチャンスはありました。
 
しかし勝負の3回転ルッツ2本目は回転が抜けて2回転になってしまいました。
 
 

2018年チャレンジ杯

平昌オリンピックの裏で本田選手は樋口・本郷選手と共にオランダで開かれた国際B級大会に出場。しかしショートもフリーもルッツで失敗。演技構成点も大きく下げて今季ワーストでした。
 
 

得点が伸びなかった理由

実力はある選手です。しかし得点が伸びなかった大きな原因は
ミスが多かった
ということにつきると思います。
 
鬼門になってしまったのはルッツジャンプとコンビネーションジャンプです。
 
2017-2018年シーズンの成功率を計算してみると
3回転ルッツ : 62%(8本中5本成功)
コンビネーションジャンプ : 50%(18回中9回成功)
 
※GOEマイナス及び回転が抜けた場合は失敗としました
 
女子はノーミスが求められるので
ミスが出てしまえばどんな優秀であっても勝てません。シーズン後半は特にミスが多くなってしまいました。
 
ミスが出れば演技構成点も低くなってしまうので悪循環が生まれます。
荒川静香さんが解説で、失敗を恐れて慎重になってしまうと高さや幅が伸びない・・との発言をよく聞きます。フィギュアスケートは精神面がもろに反映されてしまうので難しい。
 
 
 

そもそもなぜミスが出たのか?

あのネイサンチェン選手でさえ平昌オリンピックでは絶不調でした。大会後にインタビューで全米メディアがネイサン選手の特集を組んでいて、過熱ぶりが凄まじかったそうです。
 
気にしないようにしてたけど、ダメだったと明かしてくれました。
 
本田真凜選手の報道も凄かったですよね。
世間からの声も絶対に聞こえているはずです。ファンもアンチも期待も失望も・・
正直アメリカに行くのは大賛成です。絶対に行った方がいいです。
 
ミスが出た最大の原因は
メディアと世間の過剰な期待
だと思います。
ANAと契約したときはコスプレさせられてましたし、真凛フィーバーで一儲けしようとする変な大人が近づいてくるのが分かりますよね。
 
アメリカでネイサン選手やアダムリッポン選手と同じコーチの下で、楽しくスケートに集中できることを祈っております!
いってらっしゃーい!!