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2018年フィギュアスケートのルール改正で得点が激減する!?戦略の変更は必須?



フィギュアスケートのルール改正について2018年5月23日に新たな情報が出てきました。ジャンプだけではなく、スピンやステップも±5の11段階評価に変更になるようです。

 

参考文献

https://www.isu.org/docman-documents-links/isu-files/documents-communications/isu-communications/17142-isu-communication-2168/file

 

ルールをよく見てみると、ミスに対して厳しいことが分かりました。また加点評価についても今までより厳しくなりそうな規約が見られます。

ルール改正により得点が激減する選手が出ることが考えられます。その理由と新ルールで勝つ為の戦略について考察しました。

 

 

 

ミスは許されない

今までのルールではジャンプで失敗しても得点がもらえました。特に4回転ジャンプについては『回転して転べばOK』だったのです。例としては4回転ルッツで回りきって転倒した方が3回転ルッツ(満点評価)より高い得点がもらえてました。

 

しかし今後は一切許されないルールに変わります。新ルールで具体的にどうなるか計算してみると以下のようになります。

 

ジャンプ GOE 点数
4Lz回転不足で転倒 -5 3.45
4Lz転倒 -5 5.75
3Lz着氷乱れ -4 3.54
3Lz満点評価 5 8.85
4Lz満点評価 5 17.2

 

  

この結果は事実です。無理して4回転ジャンプを飛ぶより3回転ジャンプを綺麗に飛んだ方がいいでしょう。4回転ジャンプを回転不足で転倒した場合は目も当てられません。3回転ジャンプで着氷が乱れた方がまだマシです。

 

でも満点評価だったら点数が高くていいじゃん!

と思う方もいるでしょう。しかしこの満点評価...今後はそう簡単に獲得することはできないのです。(後述)

 

 

+4評価以上は難しい

以前のルールなら休みながら助走をつけて4回転ジャンプを高く飛べれば評価される場合が結構ありました。さすがに満点評価にはなりませんが、高い加点をもらえました。

 

しかし今後のルールでは加点に制限が加わります。

 

ジャンプ要件

(1)とても高く飛距離がある

(2)良好な踏み切りで流れがある

(3)力が抜けて飛んでいる

(4)ジャンプ前の独創的・予想外の入りステップ

(5)踏み切りから流れまでとても良いポジション

(6)音楽にマッチしている

 

 

この6つの条件のうち、(1)〜(3)の3つを満たさない場合は+3までの評価しかもらえません。ジャンプの基礎点が下がっているので、前と同じ点数をもらうためには+4〜+5の評価が必要になります。

 

ここで筆者が考えるポイントは、ステップがなく、休みながら助走をつけて飛ぶジャンプが良好な踏み切り&ランディングと言えるのか?ということです。実際にジャッジがどう評価するかはブラックBOXですが、高い加点をもらうには今後工夫が必要になるのは間違いありません。

 

 

とある選手の得点が激減?

以前に羽生選手は新ルールでも得点を伸ばすという話をしました。全ての要素で満点近い評価を得るから得点が伸びます。しかし全ての選手が満点評価を得られる訳ではありません。

 

ここでとある選手に注目してみる。ショートは素晴らしい演技なのだが、フリーはジャンプの前の助走がとても長く気になる。もし長い助走の部分で評価を得られないと仮定すると最大評価は+3になる。

その選手は技術点が127.64点もあったのだが、新ルールに照らし合わせてジャンプのみ得点を再計算すると16.26点も減ってしまう

※ジャンプが8本から7本になるので最後のジャンプはノーカウント

GOEが1.5以上は+3、1.0~2.0は+2、0~1は+1で計算。失敗したジャンプは-4

 

これだけ得点が激減してしまうと、フリーで200点を超えるのは難しいです。

 

 

4回転ジャンプの新戦略

4回転ジャンプの成功率はトップ選手でも50%〜60%です。

フィギュアスケートのジャンプ成功率を調べてみました - マホトラのブログ

 

新ルールでは成功率を更に上げないと厳しいでしょう。そうなると必然的に4回転ジャンプの本数を減らすことになります。特にリスクが高いコンビネーションジャンプは飛ぶ人は減ると予想されます。そりゃ~そうですよね!無理に4回転ジャンプにコンビネーションをつけて失敗したら大減点になります。よってフリーでは4回転ジャンプの本数が激減するのではないでしょうか?

 

ただショートでは4回転ジャンプの本数は変わらないと考えます。そもそもジャンプの要素が3つしかないため、体力的な問題はフリーと違って少ないです。男子ではショートで飛ぶジャンプのうち、1本は3回転アクセル(トリプルアクセル)を飛びます。残りは単発のジャンプとコンビネーションジャンプの2つです。もともと要素を満たさないとジャンプの得点がゼロ点になる場合もあるので、どうせゼロになるのなら得点が高い4回転ジャンプに勝負をかけた方が良さそうに思えます。

 

よってショートで2本、フリーで2~3本ほどの4回転ジャンプが主流になるのではと予想ます。