マホトラのブログ

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2018年JGPSトゥルソワ選手の採点結果より、女子も4回転飛ばないと勝てない時代に突入したのは間違いない



スーパー4回転時代。オリンピック2連覇の羽生選手の美しい4回転。ボーヤン選手・ネーサン選手の4回転ルッツのコンビネーション。

フィギュアスケートのルールが2018-2019年シリーズに改正され、大会が開催されるまで4回転時代はどうなってしまうのか不安に思っていました。

しかしロシアのジュニア女子シングルのトゥルソワ選手の衝撃で、やはり時代は4回転時代だと思い知らされました。

 

 

 

トゥルソワ選手の衝撃!!!

先日、2018年ジュニアグランプリシリーズのリトアニア大会が開かれました。

女子で優勝したのはロシアのトゥルソワ選手です。彼女は2018年9月現在14才ですが、3種の4回転、4回転ルッツ・4回転サルコウ・4回転トーループを飛べる選手です。(ループも飛べるかもですが)

 

3回転もセカンドで3回転ループを飛べるというすごいポテンシャルを持っています。

 

例えるならば平昌五輪の女子シングルで金メダルを獲得したザギトワ選手が4回転も飛んでしまうようなイメージの少女です。

 

さて、話は長くなりましたがトゥルソワ選手はリトアニア大会で見事に4回転ジャンプを飛んでくれました。

 

フリーの採点表を見ると3回も4回転ジャンプを飛んでいるのが分かります。

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4回転飛ばないと勝てない!?

ここで注目してもらいたいのは4回転ジャンプの点数(破壊力)です。新ルールより4回転ジャンプは失敗すると点数がすごく低くくなるシステムになっていますが、トゥルソワ選手を見ると影響はなさそうに見えます。

 

今までの女子は4回転は不要で、より正確に綺麗に飛ぶことが大事だとされてきました。そもそも4回転飛ぶ女子は事実上いなかったのです。通称『女子4回転不要論』す。

 

しかし今回のトゥルソワ選手の演技で完全に通説はぶっ壊れました!

 

理由は以下の通りです。

『点数の比較』

4回転ルッツ回転不足 > 完璧3回転フリップ

4回転トーループ転倒 > 成功2回転アクセル

 

 

トゥルソワ選手は4回転を3本中2本失敗しています。採点表見れば、それでも4回転ジャンプの方が点数が高いのが分かります。

 

注目した3回転フリップと2回転アクセルは女子の主力ジャンプです。全ての選手がほぼ絶対飛ぶジャンプです。

 

極端に言うと4回転やトリプルアクセルを飛ばない選手は、どんなに成功させてもトゥルソワ選手の失敗した4回転ジャンプより点数が低いということです。

 

 

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トゥルソワ選手は確実に伸びる

平昌五輪で金メダルを取ったザギトワ選手のフリーと今回のトゥルソワ選手のフリーを比較します。

 

上がザギトワ選手、下がトゥルソワ選手です。

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10点ほどザギトワ選手が上回っています。これは当然です。トゥルソワ選手は2回ミスしている上に転倒もしているからです。

 

もちろんすでに過去とはルールが違うので正確に比較することはできませんが、驚くべきところはたったの10点しか差がないことです。

 

ルール改正の影響が少ない演技構成点をみると

トゥルソワ選手:61.44点

ザギトワ選手:75.03点

 

ザギトワ選手が14点も高いです。しかしこれはジュニアとシニアの点数です。トゥルソワ選手の質の高い演技ならばシニアになれば確実に得点が伸びます。実際にザギトワ選手もジュニア時代は演技構成点が低めでシニアになって劇的に伸びた例があります。

 

トゥルソワ選手の演技構成点は7点台ですが、シニアに上がって7点台は有り得ないと考えます。よほど下手にならない限り、徐々に点数が上がり8点台にはなるはずです。

 

具体例としてザギトワ選手や坂本選手等のジュニア(世界選手権)とシニア(平昌五輪)のときの演技構成点を比較します。

2017世界ジュニア→平昌五輪(本田選手は全日本)

メドベデワ選手は2017世界選手権→平昌五輪

 

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表:演技構成点の変化について

 

この歳頃のトップフィギュアスケーターは演技構成点が伸びる傾向にあることがわかると思います。17-18シーズンにミスが多かった本田選手でも得点が伸びています。技術力や試合数が増えれば上がりやすい得点です。

 

そうなると将来的にザギトワ選手との差は無くなります。

トゥルソワ選手は仮に4回転を3本中2本失敗しても金メダル級の得点になるわけです。

 

ちなみシニアになればショートでも4回転ジャンプが解禁されます。(ジュニアは禁止)

 

もう分かりますよね。更にトゥルソワ選手が有利になります。

 

 

 

北京五輪は3回転では勝てない

4回転を飛ぶのがトゥルソワ選手だけなら無視してもいいかもしれません。ミスを願えば3回転ジャンプだけで勝てるかもしれません。

 

しかし残念ながらロシア選手を中心に複数の選手が4回転を飛び始めています。

 

こうなってしまうと4回転を飛ぶ誰かが金メダルを獲得すると思われます。女子の凄さは全体的な質の高さです。だからこそ今は加点が伸びやすいです。これは4回転ジャンプに有利に働きます。だって質の悪い4回転ジャンプを飛ぶ女子選手はほぼいないからです。

 

トゥルソワ選手の演技で今後の北京五輪までの流れが決定したのではないでしょうか?

 

おそらく多くの選手が4回転及びトリプルアクセルに挑戦するはずです。

 

シニア選手は待った無しです。4年後にはジュニアの選手は立派なシニア選手です。この先、激しい世代交代が始まるのか。それともシニア選手の更なる飛躍が見えるのか!

 

とても楽しみでなりません

 

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