マホトラのブログ

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2018-19年新ルールでフィギュアスケートの得点はデフレ化が進んでいる件について



フィギュアスケートの得点は昨シーズンまで凄まじい勢いで伸びていました。世界新記録がたくさん生まれ、得点はルール上の上限値に迫るくらいでした。

しかし新ルールになってから採点が厳しくなり、昨シーズンのような凄まじい得点はあまり見なくてなりました。特に男子シングルはジャンプの本数も1本減り、今までのようにショート・フリー合わせて300点を超える光景はすっかり減りました。

ジャンプが1本減ったの影響だけではなく、全体的に得点がデフレ化(低下)しているのではないか?と思い、実際に調べてみました。

 

 

 

技術点と演技構成点の変化

実際に17年GPシリーズと18年GPシリーズで得点が増えたのか?減ったのか?調べてみました。

 

調査対象はGPシリーズの各大会で8位までの選手のデータを分析。各大会の技術点と演技構成点の平均値を計算しました。

 

 

8位までの選手の得点を平均化(男子)

技術点と演技構成点の平均値

GPシリーズ 17年技術点 17年演技構成点 18年技術点 18年演技構成点
ロシア 134.53 125.48
カナダ 125.75 123.05 129.94 119.53
中国(フィンランド) 136.47 121.49 119.64 119.62
NHK 124.06 121.68 108.21 118.43
フランス 131.79 123.89
アメリカ 120.1 122.34 112.89 116.37

 

 

※18年GPシリーズのデータは随時更新予定です。

 

 

 

演技構成点が低くなった?

今までフィギュアスケートでは

演技構成点は変わらない

と言われていました。

 

選手が転倒しても演技構成点だけは常に高得点を出すことができました。よってノーミスの選手より複数回転倒した選手の方が演技構成点が高い場合も多くありました。

 

実際に数値でみると、2017年GPシリーズでは演技構成点に『変化がない』ことが分かると思います。選手達の演技構成点を平均化すると、どの大会もほぼ同じ数値になりますよね...

 

よって昨シーズンまでは、失敗しても演技構成点はあまり変わらないという証拠だと言えます。

 

しかし2018-19年からはどうでしょうか?

5〜8点ほど昨シーズンより演技構成点が下がっています。この下落はかなり大きいですね。これは新ルールにより重大なエラーがあった演技には高い点数をつけない!というルール変更が大きく影響していると考えます。

 

特に男子は4回転ジャンプをたくさん飛ぶため、ノーミスの選手は極めて少ないです。よってミスが演技構成点に反映されて点数が低くなりやすい状況が生まれていると分析できます。

 

 

技術点は低下傾向?

男子シングルは新ルールにより今季からジャンプが1本少なくなりました。よって技術点はジャンプ1本分低くなると予想していました。

 

11段階評価になり基礎点が減り、GOE(加点)の点数がより大きくなったので、下がるかな?っと思いました。データにバラつきはありますが全体的には下がっています。また選手の技術力が向上しているのと、選手側がルール上一番点数が高くなるようなジャンプ構成を考えて挑んでいるため、ミスが少ない場合は昨年と変わらない傾向はありますが、ミスが多い場合は容赦なく減点され技術点は下がっています。(ちょっと厳しい)

 

ミスの減点も大きいですが、今シーズンより回転不足判定が厳しいため、多くの選手が<回転不足により大きく得点を減らしている感じです。

 

またジャンプの本数よりも演技時間が30秒短くなった影響もあるかもしれませんね。

 

 

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ノーミスの選手が勝てる?

今までは特定の有力な選手には手が届かない状況だったかもしれません。これは高い演技構成点でミスを補填され、4回転ジャンプも回転不足でなければ転倒しても点数をもらえていたからですね。

 

しかし新ルールからはノーミスの選手が大きく点数を伸ばし、ミスした選手が大きく点数を下げるため、勝負の行方がより難しくなりそうです。

 

女子シングルは元々ノーミスの選手が多いので変わらないかもしれませんが、男子シングルはダークホースによるどんでん返しがあるかもしれません。


結論を言うと


男子シングルは得点が伸びにくいし、

得点が下がりやすい!


という状況になっていると思います。


ただのノーミス演技だけではなく、超クリーンにジャンプ飛ばないと加点が伸びないどころか減点される状況のようですね。


 

 

感想・まとめ

データは今後も更新して分析しますが、現段階で考えるとフィギュアスケートの得点は以前に比べてデフレ化(低下)したと言えると思います。

 

その原因はジャンプの本数が減ったというだけではなく、演技構成点の低下も大きな原因になっていました。

 

でも4回転ジャンプでミスが多い男子シングルでも演技構成点を伸ばしている選手がいるのも事実です。(ネイサン選手とか...)


女子は3回転ジャンプが主で、ノーミスの選手が多いので影響を受ける部分は回転不足判定のところなのかもしれませんが、男子はジャンプを着氷しても乱れることも多く、そもそもノーミス演技は滅多にないことから、、、


技術点も下がる

演技構成点も下がる


昨年度から比較すると

まさにデフレ状態と言えるかもしれませんね。

 

今後のフィギュアスケートはジャンプだけではなく質の高い演技全体の完成度がより重要になりそうですね。