エレキンスカイウォーカー

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ダンまち14巻感想~男女が極限状態に置かれたらそうなるよねぇ~



ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか。略してダンまち!14巻の感想です。まず、なんと言っても14巻の厚さがヤバいです!本屋で手に取ると笑えてきました。およそ2冊分の厚さです。でも内容が濃いので時間を忘れて読んでしまいました。

さて、14巻は語りたいことがいっぱいあるんですが一番の衝撃はリューがついにベル君に堕ちたことです(えっ!?想像通り?)

とりあえず物語の順を追って感想を語っていきたいと思います。

 

 

リリ達のみで階層主攻略

25階層でインターバルを無視して急に出現した階層主アンフェス・バエナ。もうダンジョンがなりふり構わず殺しにかかってきます。案の定退路は断たれて絶対絶命。ボールズの子分達はピンチになる前に逃走。残されたリリ達で倒さないと生き残れないという状況。

 

いや〜これ倒せないでしょ〜。どうすんだろうって感じです。レベル4のベル君はいないんです。全員が「せめてベルさえいれば」という当然の感情が生まれます。あのバーベラ(戦闘娼婦)のアイシャでさえ一瞬弱気になるほどのピンチ。

 

イシュタルファミリアで攻略したときは20〜30人のレベル3とレベル5のフリュネを動員してようやく倒すので無謀もいいとこです。地味の面白いのは強さの基準にフリュネがちょいちょい出てくるとこですね。やっぱあのヒキガエルさん凄いんですね〜今何してんだろ

 

最初は絶望してたけど腹括って戦いへ。この立ち上がる場面も感動すら覚える。一人一人が役割があって誰一人欠けても勝てないという感じが強調されていましたね。

 

階層主は二つの頭がブレスを吐くのだが、魔法ではない食らったら即死のブレス攻撃と魔法を減衰させる霧の防御。そもそも一発食らえば即死の物理攻撃などなど...ダンまち特有の即死攻撃オンパレード。

 

ぶっちゃけレベル1のリリとか何も出来ないだろうって思ったけど(実際リリも思っていた)

見事な機転と指揮でピンチを切り抜けていく。

 

もちろんリリだけじゃなく全員に見せ場があって、まさかの階層主撃破。いや〜てっきり援軍がきて撃破しちゃうかと思いましたが...

 

 

 

ヴェルフの覚醒と援軍到着

14巻の階層主撃破は序章の序章。【絶望】はまだまだこんなもんじゃなかった!読んでて息が詰まるほどのピンチが続く。

 

階層主の双頭竜が暴れまくって空間が激しくボロボロの中、一旦戻るか?このままベルを救出に行くか意見が真っ二つに割れる。ていうか命と春姫が重症なのに更にダンジョンの地下深くへ行くんかい!!って感じでした。

 

でもここでカサンドラの予知能力が発動。生き残るため『更に地下の階層』へ移動。ギリギリのとこで空間そのものが崩壊して上の階層に戻れなってしまった。。。

 

この満身創痍の状況でベルとリューを探すため27階層を目指す。(37階層に落ちたことは知らない)

 

途中で一人生き残ってたボールズと合流。なんと武器なしで己の拳のみで群がるモンスターと必死に戦っていた!このキャラ死なないで欲しいですね(笑

 

嫌がるボールズを無理矢理仲間に入れて27階層を目指していたが、ここでベル君達更に下の階層にいることが判明。でもダンジョンが常に異常事態な感じでずーーっとモンスターパーティ状態。最後の魔剣が壊れて絶対絶命(何度目?

 

そんな状況で主人公補正並みの活躍を見せたのはヴェルフだった。「ここで魔剣を打つ」

えっ!?無理でしょ!

っと思ったのは全員だったが、もう打つ手がないので全員でヴェルフを守って籠城!

 

そしてびっくりしたことに作り上げてしまった。しかも使用回数無制限の魔剣!ヴェルフがここで完全に高みに登った感じだった。

 

でも使い手の精神力を消費するためジリ貧になる一行。またまたまた絶対絶命!!!今度こそ無理かー!っと思ったときに異端児のモンスター達や豊穣の女主人のルノア・クロエ・アーニャとへファイストスファミリアの椿が援軍として到着!

(ギリギリ助かった...)

 

レベル4〜レベル5のメンツが揃ったので超安心してベル君を助けに深層へ。もうこの安心感がヤバいですね!

 

 

ベルとリューが生還をかけて

37階層に落ちたベル君とリュー。14巻はここからが本番です。ほとんど戦える状況じゃない2人が36階へ向かう正規ルートを探すところから始まる。

 

初っ端から衝撃だったのが、あの冷静沈着なリューですら恐怖に怯えるという深層の恐怖。更に衝撃は『5分間の睡眠』。深層で休める時間は5分しかないという極限な環境。

 

そして冒険者の亡骸から装備とアイテム(腐ったポーション)などを容赦なく拝借するリュー。もう生き残るためになりふり構っていられない。

 

もう戦える状態ではないので追ってくるジャガノートをかろうじて交わし、冒険者の亡骸から貰ったマッピング途中の地図を見ながら脱出ルートを探す。正直ダンまちで一番恐怖を感じますね。絶対絶命なことは何回もあったけど、リューすら死を覚悟する極限状態。

 

しかしここでもベル君が成長を見せる。リューの経験と助言をどんどん吸収して更なる成長を見せる。お互いにカバーして進んでいく。

 

そして37階で一番ヤバいとこに到着。それはモンスターが無限に湧き出るという領域(闘技場)。モンスターが倒されると一定のインターバルをおいて再びモンスターが生まれが、ここはモンスターが死んだ瞬間にインターバルなしで即モンスターが生まれる。しかもモンスター同士が殺しあっていて、死と再生が無限に広がっているという恐怖のエリア。もうやだこのダンジョン...超怖いです。

 

モンスターの数が半端ないので見つかったらアウト。絶対死亡確定。モンスターの皮を二人で被って息を潜めて進むが...見つかってまた絶対絶命(何度死にそうになるの?

 

リューが自ら犠牲になろうとするが、そんなリューを見捨てるベル君ではなく。まさかの爆弾(火炎石)にスキル英雄願望をフルチャージ!全てを巻き込んで大爆破!ダンジョンの底が崩壊し、奇跡的に未知の未開拓領域へ逃げ込む。

 

いろいろ凄いのだが、気になるのはベル君とリューの関係です。リューの

「クラネルさん」が

「ベル」にいつの間にか変わっているんです。

 

おやおや...まさかこれは...

 

 

ベル君LOVE勢&リューの過去

もう瀕死オブ瀕死のベル君とリュー。もう冷静沈着のリューも心が折れ始める。あのカッコいいリューが完全に女の子になっていきます。完全に感情剥き出しの素のリューです。超必見です!そんな自分の言動に少し恥ずかしさを覚えるリュー。超激レアの光景です。

 

ずっと今までリューを庇って戦うベルに...

いろんな感情が徐々に生まれてくる。

ベルだけは助けたい。2人で生還したい。

極限状態でいつ死ぬか分からない2人。どんどん素直に感情を現すリュー。

 

おや...これは...

 

 

ベルの自らを省みない行動のおかげで小川が流れるセーフティーゾーンを奇跡的に発見した2人は本格的に休むことに。紆余曲折ありズブ濡れの2人。

 

血を流し過ぎて消耗している2人は服を脱ぎ、、、そんなリューを後ろから抱き締めて温めるベル君。すごく恥ずかしいけどベルの顔がみたいリュー。でも何かが壊れてしまいそうで振り向けないリュー。

もう超名シーンです。ベル君カッコいいんだよなーこれが

 

そんな中でリューがアストレスファミリアの仲間を失った過去について全てを打ち明けた。この過去ですがダンまち史上かなり残酷て悲しいものでした。リューのトラウマになるのもしょうがない。

 

『自分には正義はない』と悩むリューをベルは癒す。

 

もう惚れてまうやろーーーー!!!!

 

ダンまち史上最高のシーンがいろいろ詰まっている・・

 

休んでマインドが回復した2人は正規ルートを発見して脱出を試みるが・・

ここでジャガノート出現!!!

正規ルートで待ち構えていた。ジャガノートも残り少ない命をベルとの決闘にかけていた。

 

ジャガノートは37階層のモンスターを吸収して巨大化。無理にモンスターを吸収したせいでカラダが崩壊しかけている中で襲いかかってくる。ジャガノートにやられ負傷し大量に出血するベルとリューはなんとか逃走するが、マインドは回復しても血が足らない2人。ここで優しい嘘をついてリューを眠りにつかせるベル。。。

 

もう名シーン過ぎていろいろ死にそうだー!!!!

 

もう死を覚悟して単身ジャガノートに挑むベル君。最後の死闘が始まる。

 

リューはアストレスファミリアの仲間の夢を見る。

 

まだあっちには行けない。

 

ベルを助けたい。

 

覚醒するリュー。隣にベルはいない。

 

激しい戦闘の音が聞こえる。

 

トラウマを乗り越えてベルと共にジャガノートに挑むリュー。

 

アストレスファミリアの仲間の想いと共にジャガノートにとどめを刺すリュー。もう名シーンのオンパレード!!!!!!

 

2人で決死の想いでジャガノートを倒すが、2人抱き合うような形で力尽きる。ベルとリュー。残念ながら37階層は突破できなかった・・・

もう最後まで名シーン

 

 

最後と感想&まとめ

力尽きた2人を37階層で発見したリリ達。2人は瀕死の重症で虫の息だったが奇跡的に生きていた。結局ベルとリューは4日間も37階層にいた。瀕死状態で4日...もうダンジョン広すぎてヤバいですね。

 

バベルに担ぎ込まれて回復した2人。リューは完全にベルに恋心が生まれていましたね。というかこれで惚れないとか無理だろう!!!

そのくらい37階層での2人はいろいろあり過ぎた。

 

もうベルの顔が見れなくて逃げ出しちゃうくらい惚れちゃったリュー。

 

もうリューさん可愛い過ぎです!

 

今思えばあのときからフラグは立っていたのかもしれませんね。ヘスティアナイフをリリに盗まれたベルにナイフを返したあのときに・・・

 

「逃がししちゃダメよ」

 

うわ~!今後どうなるんでしょう。。。

シルとリューとベル君の三角関係になりますよね。。。

でも~ベル君はアイズさんにリアレスフレーゼなわけですよね~

 

はい。実に600ページ以上の大作だったダンまち14巻。

もう夢中になって読んでしまいました。

 

13巻のときにカサンドラがベル君LOVE勢に~~って思っていましたが、いや~リューさんがすごくて霞んでしまいました。

 

ちょっとベル君がカッコよすぎましたね。完全にリューさんを落としにかかっていたんじゃないかなって思うくらい。いや~面白すぎた!そして

 

何回絶対絶命になるんだ~!

そんな感じの14巻でした!

 

今回ベル君のステータスの更新はありませんでしたが、モンスターとの死闘多数・強化種の撃破・ジャガノートの撃破・37階層瀕死で4日...

もうレベル5になってもおかしくないほど上位の経験値が貯まっていると思われます。

 

そしてベル君LOVE勢の恋の行方は?

ヘスティア・リリ・春姫・カサンドラ・エイナ・シル・リュー・ついでにクロエ(お尻狙い)

ベル君LOVEがこんなにいっぱい!羨ましい〜!みんな可愛いし〜この野郎!

 

さて〜本命のアイズさん。この光景をどう見るか?

 

15巻が待ち遠しい!!!