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紀平梨花選手のトリプルアクセルの成功率の推移と演技構成点を一緒に比較してみる



紀平梨花選手の人気がすごいです。可愛いし華がある選手ですよね!またフィギュアスケートに対するストイックな意識も魅力的です。2018年フィギュアの注目は紀平選手だったと思います。まさに日本に誕生したニューヒロインです。

そこで紀平選手の成長や魅力。またトリプルアクセルの確率や演技構成点などの推移などを考察していきたいと思います。

 

 

 

紀平選手が持つ世界一の魅力?

注目される理由は綺麗なトリプルアクセルを飛ぶという理由もありますが、一番の魅力はドラマ性のある『勝ち方』だと思います。

 

ジュニア時代から現在(2018.12.26)に至るまで、紀平選手が優勝した試合のおよそ60%弱は逆転勝ちです。日本のエースである宮原知子選手は15%。平昌五輪金メダルのザギトワ選手は26%です。そしてあの羽生結弦選手でさえ逆転勝ちは28%です。

(羽生選手は世界選手権でよく逆転勝ちしますが..)

 

実は紀平梨花選手は現役選手の中で世界一逆転勝ちが多い選手です。だからこそ観客は彼女の演技に夢中になるのだと思います。

 

そしてこの60%弱という逆転勝ちの確率は女子シングルでは普通あり得ないことです。女子トップ選手の基礎技術点はみんな同じくらいになるため、ミスをしてしまうと挽回が難しくなります。

フィギュアの世界でよく言われる

『女子はノーミスが求められる』

というのはこの技術点が原因なるわけですね。

 

参考に全日本ショートの基礎技術点を 比較すると、、、

紀平選手以外の選手は基礎点がほぼ同じです。よってミスした選手は不利になります。

 

表1:基礎点の比較

SP順位 選手 技術基礎点
1 宮原知子 32.09
2 坂本花織 31.49
3 三原舞衣 31.73
4 樋口新葉 31.93
5 紀平梨花 34.19

 

 

基本は先行逃げ切りです。ショートで1位の選手がフリーでノーミスで滑ればほぼ勝ち確定なのが女子シングルのパターンです。逆転勝ちするというのは思ったより少ないのが現状です。

 

しかし紀平選手はトリプルアクセルを飛ぶため基礎点が他の選手より高くなります。多少のミスがあっても逆転勝ちが可能なる仕組みです。このドラマ性のある勝ち方こそ紀平選手の最大の魅力だと思います。

 

他の選手はダブルアクセル2本なのに紀平選手はトリプルアクセル2本

この差はすごく大きいんです↓↓↓

www.absbmagic.com

 

 

トリプルアクセルの成功率

そんな魅力的な紀平選手の武器はやはりトリプルアクセルです。女子で飛べる現役選手は5人もいません。そんな高難易度のジャンプを紀平選手はジュニア時代からガンガン飛んでいます。

 

そこで紀平選手のトリプルアクセルの成功率はどのくらいなのか調べてみました。GOE(出来栄え)がプラスの場合は成功とし、GOEマイナスやシングルアクセルの場合は失敗としました。また成功したときの平均GOEも比較してみます。

(※GOE=加点) 

 

 

 表2:成功率と平均GOE

シーズン 成功 失敗 成功率 平均GOE
2016-17 1 3 25% 0.43
2017-18 7 5 58% 1.68
2018-19 8 6 57% 2.51

 

 

だいたい6割弱の成功率です。女性は身体つきが大人になっていくと回転不足になる傾向にありますが、紀平選手は大丈夫そうです。食事やトレーニングに気を配っていることが自然と伝わります。

 

紀平選手の成功したトリプルアクセルは加点が凄まじいです。2018年シーズンは平均で2.51点も加点されています。ダブルアクセル1本分に近いくらいの点数です。

 

トリプルアクセルの基礎点だけでも凄いのに

加点までつくと鬼に金棒ですね(笑

 

 

演技構成点の推移

紀平選手が優れているのはジャンプだけではありません。他の様々な要素も世界トップクラスです。理由は演技構成点の高さにあると思います。

 

この演技構成点はまさにフィギュアスケート選手に対する格付け点なので、五輪で金メダルを獲得するような選手は高い点数を持っています。

 

そして急に高くなる点数ではないので毎試合少しずつ上がっていくのが理想です。

 

ノーミスや印象に残る演技をしてジャッジにアピールして「この選手には高い得点をつけてもいいな」と思わせることが重要になります。

(※織田信成氏より)

 

平昌五輪金メダルのザギトワ選手もジュニア時代はそこまで高い点数ではありませんでしたが、ジャッジへのアピールに成功して高い点数がつくようになりました。

 

 グラフ1:演技構成点の推移

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2017世界ジュニア→平昌五輪(本田選手は全日本)

メドベデワ選手は2017世界選手権→平昌五輪



 

では紀平梨花選手の演技構成点はどうなのでしょうか?ジュニア時代からの推移を調べてみました。

 

グラフ2:紀平選手の演技構成点の推移

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ジュニア時代は伸び悩んでいましたが、シニア1年目の2018年シーズンから急激に伸びているのがわかります。どこまで伸びるのかとても楽しみですね。

 

 

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感想・まとめ

紀平選手はジャンプ・スピン・ステップの基礎技術点の高さに加え、スケーティングや演技について評価される演技構成点も高いバランスの取れた選手だということが素人目で見ても分かります。

 

ちなみに2018全日本選手権の上位4人のフリーについて、GOE加点を比較すると

1位/16.88/坂本花織

2位/16.07/紀平梨花

3位/15.48/三原舞依

4位/13.29/宮原知子

 

あまり差がないことがわかります。トップ選手がノーミスで改心の滑りを見せるとGOE加点も同じくらいになります。

 

そうなると他の選手と差をつけるためには『技術点』が重要になってきます。平昌五輪でザギトワ選手の金とメドベージェワ選手の銀を分けた原因は技術点でしたね。

 

要するにGOE加点もトップレベル、演技構成点もトップレベルの紀平選手はノーミスで滑れば2018-2019年シーズンにおいては誰にも負けないということです。

 

来年はロシアのトゥルソワ選手など4回転ジャンパーがシニアに上がってきます。今後のフィギュアスケート女子シングルの覇権がどうなるかとても楽しみですね。