ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか。世界観も好きだし、レベルやステイタスなどの要素も面白いです。毎巻楽しく読んでいます。
そこで気になるのは主人公ベル君の異様な強さです。レベル差があった場合は絶対に勝てないのに、ベル君は勝ってしまいます。
理由は裏ステイタスの高いからというのはわかっています。ベル君のステイタスは限界突破しているからですね。
では実際に冒険者(ベル君)に対して裏ステイタスはどれほど影響を与えるのでしょうか?またレベルアップで加算されるステイタス数値はどのくらいなのでしょうか?
いろいろ考察していたら、ベル君はレベル5になったらアイズさんの強さに追いつくのではないか!ということに気がついたので、筆者の見解について語っていきたいと思います。
レベルは一番重要な理由について
ダンまちの世界ではレベルは絶対的です。そもそもダンジョンで稼ぎを上げるためにレベルアップは不可欠です。13階層から下の階層へはレベル1では戦えないからです。
ちなみに冒険者の平均レベルは《レベル1》です。レベル2以上の冒険者はエリートと言えます。
ベル君がレベル1からレベル2になったとき、力や敏捷、魔法の威力が増大した描写がありましたね。その状況からレベルアップすると、冒険者は別人のように強くなることもわかっています。
だからこそ、冒険者のレベル差は絶対的な差となって立ちはだかります。
レベル差のある戦いを例に上げると、
ダンまち7巻での《レベル2の命》と《レベル3のサミラ》の戦いが印象的でした。実際にレベル差によるステイタスの差は歴然でしたね。
戦いの内容は《レベル2の命》の方が技や駆け引きで優勢でしたし、会心の一撃も叩き込みましたが《レベル3のサミラ》は倒せませんでした。
事実からダンまちの世界ではレベル差は絶対的でだというのがわかりました。レベル3のサミラは余裕で戦っていましたね。(舐めプ)
1対1の対人戦では、技やかけ引きではどうにもならない現実があるため、レベルは一番重要ですね。
レベルアップはどのくらい強くなる?
ダンまちはレベルが上がると、基礎アビリティであるステイタス数値はリセットされます。しかし裏ステイタスとしてステイタスに反映され続けます。
たとえば、レベル1からレベル2になるときに敏捷値が500あった場合、敏捷500という数値は今後も永遠に加算されるわけですね。
これが通称:裏ステイタスです
ダンまち14巻現在では、ベル君の敏捷値は「0」です。でもこれはレベル4にレベルアップしたばかりだからです。
しかし、実際には下記の数値が加算されています。
※敏捷値のみ注目
レベル1末期:敏捷1,049
レベル2末期:敏捷1,302
レベル3末期:敏捷1,291
普通、得意で伸びやすいステイタスの基礎アビリティ数値でさえ「800」いけば良い方です。
ベル君はチート級に限界突破しているため、平均の冒険者と比べて異常に強いです。
なにせ1,000以上の数値が裏ステイタスとして加算されまくっているわけですもんね。このペースでいくと、ベル君はレベルが上がれば上がるほど更に飛躍的に強くなります。
これは完全に裏ステイタスのおかげです!
さて、裏ステイタスについてはわかりましたが、実際にレベルアップしたときはどのくらい強くなるのでしょうか?レベルアップによるステイタスの伸びは、具体的に数値化されないのでよく分かりませんよね。
わかっているのはレベルアップ時に、裏ステイタスの他に何かしらのボーナスが加算されていることです。
筆者の考察だと、レベルアップ時に全ての基礎アビリティ値に+1,000ほど加算されていると推測します。
そう考えたきっかけは、18階層でのベル君とレフィーヤの追いかけっこです。ベル君はレベル2、レフィーヤはレベル3でした。
ベル君は怒りまくっているレフィーヤに追っかけられるのですが、普通ならレベルの高いレフィーヤにあっという間に捕まったことでしょう。しかし実際にはほぼ互角に近い追いかけっこをします。
筆者はこの事実に注目しました!
実際に追いかけっこしたときの、ベル君とレフィーヤのステイタスの基礎アビリティ数値を比較すれば、レベルアップに加算されるスタイタス値がわかると思ったのです。
ちなみに、このときのレフィーヤのステイタスをみると
レベル | 3 |
---|---|
力 | 86 |
耐久 | 184 |
器用 | 240 |
敏捷 | 271 |
魔力 | 797 |
レフィーヤはレベル3のベテランですねが、魔法特化型のため魔力以外のステイタス値は低いです。おそらくレフィーヤはレベル1及びレベル2のときも同じようなステイタスだったはずですね。
そして当時のベル君のステイタスは
レベル | 2 |
---|---|
力 | 267 |
耐久 | 144 |
器用 | 882 |
敏捷 | 375 |
魔力 | 189 |
今回は追いかけっこなので《敏捷》の数値だけ比べてみます。
2人の裏ステイタスを含む敏捷値の合計を計算すると
(ベル君)
1,049+375 = 1,424
(レフィーヤ)※レベル1及び2のときの敏捷値は271と仮定する
271+271+271 = 813
この数値だけみるとベル君の方が高いですが、レベルアップ時に加算されると推測するステイタス値(+1,000)を加えると
(ベル君)
1,424+1,000 = 2,424
(レフィーヤ)
813+1,000+1,000 = 2,813
レフィーヤの方がベル君より少し敏捷値が高くなります。
よって「敏捷」が低いレフィーヤが、ベル君と互角以上の追いかけっこができたのは、ベル君よりレベルが高いおかげだとハッキリわかります。
またレベルアップ時に+1,000を加算すると仮定すると、《レベル2のベル君》と《レベル3のレフィーヤ》は「敏捷」の数値がおおよそ同じくらいになります。(大雑把ですが)
これなら互角に近い追いかけっこになりますよね...
筆者の想像に過ぎませんが、レベルアップ時に基礎アビリティへ+1,000ほど加算されていると思います。
(感覚的にそのくらい強くなっていると感じます。)
ベル君vsヒュアキントスについて
ダンまちで最大のジャイアントキリングは、6巻で《レベル2のベル君》が《レベル3のヒュアキントス》を撃破したことだと思います。
筆者が勝手に考える【レベルアップ時に基礎アビリティへ+1,000加算される説】を照らし合わせると、ベル君がヒュアキントスに勝てた理由も見えてきます。
物語ではレベルの低いベル君がヒュアキントスより素早いというシーンが印象的でした。
よって今回も《敏捷値》のみ注目してみたいと思います。
問題はヒュアキントスのステイタスがわからないことですね。レベル1〜レベル3のときにヒュアキントスがどんなアビリティ数値だったかは不明です。
しかし、数値を予想することはできると思います。
『ヒュアキントスについて』
①平均的なステイタス
ステイタスの基礎アビリティ数値は種族によって特徴があります。ヒュアキントスはヒューマンタイプなので全体的に平均的な数値だと予想されます。
②敏捷値は普通だと予想
アイズさんはヒューマンでも「敏捷」が上がりやすい傾向がありました。レベルアップ前の敏捷値は約800です。おそらくヒュアキントスはアイズさんよりも遅いはずなので、レベルアップ前の敏捷値は500〜600だと推測します。
③レベル3の上位ではない
ヒュアキントスはレベル3ですが、その他の情報は一切語られていません。イシュタルファミリアのアイシャだと、レベル3の最上位だと語られるシーンがありましたが、ヒュアキントスはそのようなシーンはありません。よってレベル3の平均的な冒険者だと予想します。
①〜③より
おそらくヒュアキントスの敏捷値は
レベル1 : 500
レベル2 : 500
レベル3 : 300
だと推測します。
そしてベル君はアイズさんとの特訓でアビリティ数値が限界突破しますよね。
そこでレベルアップ時に+1,000の法則を当てはめて、ベル君とヒュアキントスの敏捷値を比較すると以下のようになります。
(ベル君)
1,049+1,302+1,000 = 3,351
(ヒュアキントス)
500+500+300+1,000+1,000 = 3,300
ベル君が僅かですがヒュアキントスを上回ります。ベル君の驚異的なアビリティ数値でようやく互角以上になります。
いや〜普通の冒険者だったらレベル差があったら絶対勝てないですよね。
ベル君はアイズさんに追いつく説
ベル君は14巻の時点で、豊穣の女主人の店員さんである《レベル4のリューさん》と互角以上の動きを見せています。
ちなみにリューさんのステイタスは以下の通り
レベル | 4 |
---|---|
力 | 488 |
耐久 | 352 |
器用 | 888 |
敏捷 | 889 |
魔力 | 717 |
リューさんはレベル4最上位の強さを持っています。そのリューさんと互角以上だと考えると、ベル君はヤバいくらい飛躍的に強くなってきますね。
そんなベル君ですが、もうレベル5になるんじゃないかと噂されています。13巻〜14巻での活躍が半端じゃないですね。6〜7回は死線を越えている感じです。すでにレベルアップに必要な偉業が貯まりまくっていますよね。
でも、おそらく今までのパターンから、レベル4のベル君はステイタスが限界突破してからレベルアップするはずです。
そうなった場合、レベル5になったベル君は、
ついに念願のアイズさんに追いつくと予想されます。
実際に計算してみるとハッキリわかります。
アイズさんのレベルアップ前のステイタスの傾向はわかっています。また現在の数値も判明しています。
レベル2〜4のときは不明ですが、おそらく同じようなアビリティ値でしょう。
そこでレベルアップ時にステイタスに+1000の法則を当てはめて、ベル君とアイズさんを比較します。
(※1)ベル君のレベル4の最終ステイタスは暫定的にオール1000と仮定します。
(※2)ベル君がレベル5になったと仮定して計算
(※3)アビリティ値はレベルアップ直前の数値
・ベル君
ベル君 | レベル1 | レベル2 | レベル3 | レベル4(仮) | レベル5 |
---|---|---|---|---|---|
力 | 982 | 1088 | 1001 | 1000 | 0 |
耐久 | 900 | 1029 | 1100 | 1000 | 0 |
器用 | 988 | 1094 | 989 | 1000 | 0 |
敏捷 | 1049 | 1302 | 1291 | 1000 | 0 |
魔力 | 751 | 883 | 877 | 1000 | 0 |
- |
レベルアップ加算 | 合計値 |
---|---|---|
力 | +4000 | 8071 |
耐久 | +4000 | 8029 |
器用 | +4000 | 8071 |
敏捷 | +4000 | 8642 |
魔力 | +4000 | 7511 |
・アイズさん
アイズさん | レベル1 | レベル2~4(仮) | レベル5 | レベル6 | レベルアップ加算 | 合計値 |
---|---|---|---|---|---|---|
力 | 609 | 555 | 555 | 154 | +5000 | 7983 |
耐久 | 580 | 547 | 547 | 153 | +5000 | 7921 |
器用 | 798 | 825 | 825 | 189 | +5000 | 9287 |
敏捷 | 818 | 822 | 822 | 174 | +5000 | 9280 |
魔力 | 100 | 899 | 899 | 202 | +5000 | 8898 |
はい。ベル君がアイズさんにかなり追いつくのがわかります。「力」と「耐久」はベル君が上回っています。
まぁ〜さすがに「器用」「敏捷」はアイズさんの方が上ですし、アイズさんにはチート級の魔法があるので、実際にはアイズさんの方が強いと思いますが、ステイタスの差はかなり無くなります。
そもそもアイズさんは素のアビリティ値は素早さ以外普通なので、ベル君がレベル5末期頃になればアイズさんに追いつくのはほぼ確実でしょう。
感想・まとめ
ほとんど筆者の想像だったかもしれませんが、ベル君が普通の冒険者じゃないことは満場一致だと思います。
ベル君は今までずっと格上の冒険者やモンスターと戦い続けてきましたね。感覚的にもベル君は通常のレベルより一つ高い力を持っているように見えます。
実際に春姫さんの魔法で擬似的にレベル4になったベル君が、レベル5のフリュネと互角に戦うシーンもありましたよね。
そうなると、ベル君がレベル5になれば
レベル6のアイズさんに追いつくのも感覚的にわかるような気がします。
おそらく16巻〜17巻くらいでベル君はレベル5になると思います。筆者の予想が当たるのか外れるのか、正解は2020年くらいにわかるかもしれません。
(新巻発行スピード的に)