ダンまち4巻の感想です。アニメも面白いですが、原作ならではの細かい描写やサイドストーリーがいいですね。ベルがレベル2になったので取り巻く環境も少しずつ変わってきました。
ストーリー
レベル2になったベル。新しく発現したアビリティについて冒険アドバイザーのエイナに相談しにいくと驚かれた。今までのレベル2到達の最短記録は1年(アイズ)だったのだが約1ヵ月という記録は前代未聞。しかも未知の『幸運』というアビリティやスキル『英雄願望』まで発現していたからだ。
その後デナトゥス(神様会議)で神様達(暇人?)の注目の的になるベル。ここでも女神フレイヤの干渉がちらほら見える。無事に『リトルルーキ』の二つ名を得たベルはさっそく神様達の激しい勧誘を受ける。なんとか逃げ出したベルは豊穣の女主人で祝賀会へ。今後のダンジョン攻略に向かって英気を養う。
ベルはボロボロになった武具を新調するためにへファイストスファミリアに訪れる。そこで鍛治職人のヴェルフ・クロッゾと出会い専属契約を結ぶ。ヴェルフは強力な魔剣鍛治師だったが、訳あって魔剣が大嫌いで魔剣を作らない鍛治師だった。そんな熱い想いを持つヴェルフと意気投合したベルはミノタウロスのドロップアイテムで新たな武器を作ってもらう。ベルはリリとヴェルフとパーティを組んで中層へチャレンジする。
面白いポイント
ベルは1ヶ月半でレベル2という前代未聞の事態に界隈は動揺。今までの最短記録がアイズの1年という期間なので早すぎる!レアスキルの『純情一途』のせいなんだけど、確かに早い...
しかも誰も発現したことのない発展アビリティ『幸運』とスキル『英雄願望』まで発現しちゃったオマケ付き
急成長のきっかけはアイズとベートですよね!完全にトマト野郎卒業です!
トマト野郎発言したベートさんは実は少し悪いことしたと思っている
しかしこの世界の神様達は変わっている。。。
フレイヤとロキがトップを争っている2台派閥というのは分かったけど、みんな癖がある神様ばかり。下界でファミリアを築いて、ゲーム感覚で日々を楽しんでいます。不老の存在で自分の趣味や嗜好に沿ったファミリアが形成されている。もちろん嫌いで相性が悪い神様もいるから闇討ちもある。道徳観が乏しい神様が今後厄介になる雰囲気が漂っている。
新キャラのヴェルフ出会いは一番重要なポイントですね!
ゲームでも装備を整えるのは基本中の基本ですよね!いくら強くたって装備がしっかりしてなければダンジョンでは生きていけない。
そんな装備で大丈夫か?
大丈夫だ!問題ない!
ベルの熱いハートに応えるように出会ったのがへファイストスファミリアの鍛治師の青年ヴェルフLv1(17歳)。武器や武具をタダで提供する代わりにパーティーを組むことになり、ベル・リリ・ヴェルフの3人パーティーを結成。
もうお察しがつくように凄い才能を眠らせているヴェルフ。精霊の血により魔剣が作れるけど、家の事情で魔剣が大っ嫌いなヴェルフ。ベルに語った彼の熱い口調からとにかく熱い漢っていうのが分かる!
ここで美少女の鍛治師とかが仲間になったら少し興ざめですよね(笑
レベルが上がってからの上層での戦闘は圧倒的だった。3人パーティーだから楽なのは当然なんですが、ベルの動きが全然違います。ヴェルフのLv1の中では強い方だと思われるのに、レベル差っていうのは大きいと感じさせられます。
4巻本編の終わり方は
『オレ達の戦いはこれからだ!』みたいでした(笑
次巻から中層にアタックするという感じです。ちょっと本編の話は短めですね
4巻はサイドストーリーがあり、時系列はアイズとの特訓中になります。お隣の貧乏ファミリアのミアハファミリアのナーザにクエストを依頼されるお話です。クエストを受けて冒険者として慣れていこうって感じです。
リリは知識が豊富でベルのサポートが上手です。このコンビは可愛らしくていいなあ〜って思います。そして相手を罠にかけてきたからこそ、罠の回避能力が高いリリが頼もしいです!
もう一つサイドストーリーがあり、ベルとヘスティアがファミリアをスタートしたときの話をです。ゴブリンやコボルトを倒していた本当に最初のお話です。女好きだけど奥手で優しいベル君のお話でした
まとめ・感想
ベルがレベル2になってファミリアの地盤が少しづつ固まっていくような感じでした。特にスキル『英雄願望』は強力でした。ベルがただのレベル2ではないことを感じさせられます。リリとヴェルフが加入して3人パーティになったので、今までのダンジョン攻略とは少し変わってきました。その辺も面白いところです。
第4巻は戦闘は少ないですが、じっくり世界観が広がる内容になっています。ダンまちの世界観が好きな人には必見ですね!