ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか。略してダンまち9巻の感想です。物語はダンジョンと神々の謎が深まる内容で、友好的なモンスターの出現がベル達を悩ませることになります。そして闇のブローカー戸愚呂兄弟のようなモンスターを嗜好品として使うヤバいやつらが・・
ガネーシャ様の好感UP
ダンジョンで人語を喋るモンスターの少女ウィーネを助けたベル達。地上に戻り保護することになった。最終的に喋る友好的なモンスター『異端児』の存在を知ることになったのは
・ヘスティア
・へファイストス
・タケミカヅチ
・ミアハ
神格者の神様達だった。
そしてもともと知ってたのはギルドのウラヌスとヘルメスとガネーシャ!!
そう「オレはガネーシャだ!」しか言わないあのガネーシャ様だ!(笑
ここにきてガネーシャ様の株が爆上げです!8巻のときもヘスティアが都市外へ外出するのを許可したり、街の人々を率先して守ったりする愛するべき神様ですね!
ヘルメスとイケロス
ベルが騒動に巻き込まれると必ず影にヘルメスが動いている。ときには味方ときには敵になる。なんだかんだ言ってカリスマ性があるから団員がついて行くんでしょうかね!ギルドも中立を守るヘルメスに一定の信頼があるっていうのが物語を面白くさせます。
そして異端児のモンスターを捕まえて貴族に売り払ったり拷問したりしているイケロスファミリア。幽☆遊☆白書で人間が妖怪を拷問しているシーンを思い出しましたね。まさに人間の闇そのものですね。
イケロスファミリアを監視しているヘルメスファミリアですが、これからどう関わってくるんでしょうかね。
友好的なモンスター
ベルが助けたモンスターの女の子ウィーネと同じく理知を持つ友好的なモンスター達と出会ったベル達。どうして彼らが存在するのか分からない。彼らの目的はダンジョンを出て大空の下で暮らすこと・・そのためには人類と和解しないとならない。彼らは人間を殺さないが、今までの人類史はモンスターとの死闘で成り立っている。親を、子を殺したモンスターと同種の彼らと人類が握手を交わして一緒に住むことができるか?答えは限りなくNOだろう。
どんなことがあろうとも変わらないのはわかる。ベルには優しさや強さでは解決できない決定的な問題にぶつかってしまった。ダンまちを読んでいていろいろ思うことはあったが、決してハッピーエンドにはならないだろうと感じるものは初めてです。内容は重いですね。この出来事もベルを成長させるシナリオなのだろうか。
感想・まとめ
ダンジョンで殺されたモンスターが輪廻転生を繰り返しているというのは確定です。そして神様達はダンジョンができた原因は知っているけど、ダンジョンの仕組みは分からないって感じです。異端児という存在がダンジョンの謎をさらに深めますね。
異端児が人に受け入れられる日っていうのは難しいでしょうね。ダンまちっていう物語が最終的にどういうゴールに向かうのかは想像できないですが、それでもモンスターと人が友好的に暮らす未来は厳しいでしょう。異端児のモンスターはベルにとって心が痛む存在になりそうです。また冒険者達は血の気が多いですし・・