ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか。略してダンまちの11巻の感想です。だいたい物語ってゴールが分かってたりします。けど11巻は読んでいくとベルの行動や神の介入によって物語が大きく変化します。読者ですら展開が読めない状況が面白いところなんじゃないでしょうか。タイトルの『ベルって不良なの?』というのはアイズのセリフなんですけど、11巻はベルがアイズと敵対するものすごく超シリアスな内容なので笑いどころがそこしかなかったんです。
ベルとアイズの心がぶつかるという11巻!個人的には超面白かったです!
シルさん一択?
ロキファミリアよりベルがマークされます。そしてモンスターを取り逃がした原因の八つ当たりで街中から心ない非難を受けました。
そんな中にベルを立ち上がらせたのは豊穣の女主人で働くシルさんでしたね。
マジで女神過ぎる!関係があるだろうどこかの美の女神よりよほど女神!!アイズさんよりシルさんの方がいいんじゃないの〜?って激しく思ってしまいました。
またアイズがベルを尾行していると、心配してベルの力になろうとするのがみんな女の人なので疑問に思っちゃうとこも面白かったです。特にエイナさんの恋が暴走気味に(笑
羨まけしからんですね〜!
ただ冒頭でもお話した通り、笑いどころはここのみ!
シリアス展開が続くことに・・
神の介入が激しい
異端児のみんなをダンジョンに戻すため、ガチでロキファミリアと戦うヘスティアファミリアと助っ人達。そんな光景を楽しむのがダンジョン都市の神様達。
【穏健派 1割】
異端児のことを考えようと思う神格者の神様
【強硬派 2割】
問答無用で異端児を排除しようとする神様
【傍観派 7割】
面白ければ何でもありのパリピ神様
どう考えてもこの都市はカオス過ぎる。よく1000年も滅ばないで続いているな〜って思っちゃいます。
神様にとって暇つぶしの舞台なんでしょうね。
ベルの起こす行動にオラリオ中の神様達が注目している。ロキファミリアやガネーシャファミリアは都市を守るために、ヘルメスファミリア(ヘルメスのみ?)はベルを英雄にするために、フレイヤファミリアはベルのため?に
ベルが主役なんですよ!あのよわっちい冒険者でルーキーだったベルが!
ベルは最大のイレギュラー
ベルの存在が神様にとって読めないイレギュラーというのはよく分かりました。
アイズとの直接対決で勝ったのはベルでしたね。アイズがいくら強くても心の強さは完全にベルが上でした。アイズの心が折れるほどのイレギュラー...ベルを中心にみんなが引き寄せられる。ベルの器が更に高まっている印象です。
ベルとアイズの対決は読むスピードが落ちました。アイズの狂気に近い感情に触れたのは初めてでした。どうしても譲れない狂気に近い想いがあるアイズに対して、ベルも決して譲らない。殺そうとするアイズ、守ろうとするベル、でも2人の想いも強さも守りたいから。。でも決して交わらない想いが・・・
ここは外伝も読んでほしいです!!!!
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか外伝 ソード・オラトリア10 (GA文庫)
ベルとアイズが決着した後、物語のボルテージは更に上がります。黒いミノタウロス。。。そうベルのトラウマとの再戦です。
ヘルメスがベルと異端児をハメようとしましたが完全に失敗しましたね。途中まで完璧に計画通りだったことを考えるとロキファミリアのフィンより知略家だったりします。
フィンも完全にフレイヤファミリアに抑えられましたね。ロキファミリアが完全に動きを止められた中でLv7相当の黒いミノタウロスとベルの死闘が始まる。
ベル君はマジで女泣かせ。でもカッコいい女泣かせ。
最後のエイナ行動は、、、、ああ~物語が綺麗過ぎるよ!!
これからエイナはベルにどう関わっていくのだろうか。超絶気になる!
まとめ・考察
アイズの抱える心の闇は何でしょうか?モンスターに関することになると冷徹なターミネーターになりますよね。単純に考えるなら両親がモンスターに殺されたんだろうと思います。(小学生並みの想像力)
黒いミノタウロスのアステリアスですがベルとの死闘の後、深層に旅立って行きました。階層主より強いんですから最下層まで行ったりしないのかな?またダンジョンの最下層には『ハデス』がいるんでしょ〜と思うのは筆者だけじゃないはずです。異端児の件もきっと物語の中で繋がってくると思うんですよねー。そうじゃなきゃこのエピソード要らないですよね!
実は1巻でダンジョンは神様が作った?みたいなベルの感想がありましたね。そこだけはほぼ確信に近いと考えています。きっと繋がりますよー