僕はブログの文章を上手く書く方法についてよく悩みます。文章の書き方を調べようと思っても、検索に強いSEO技術やアフェリエイトで商品を売るコツなどはよく紹介されていますが、《文章を書くこと》に注目した記事はすごく少ないです。
そこで《文章を書くこと》を勉強したいと思って一冊の本を買いました。著:古賀史健【20歳の自分に受けさせたい文章講座】
今回はこの本を読んで学んだこと及び感想について紹介したいと思います。
読みやすい文章について
Yahooニュースの記事でもとても読みづらくてブラウザーバックしてしまう文章ってありますよね。視覚的に読みやすくしないと、読者は読んでくれないというのはポイントだと思いました。
本書で言及されていたテクニックを一部紹介すると
・接続詞を意識して文章破綻を防ぐ
・一行に一つ句読点を入れる
・最大5行あたりで改行する
・無駄に同じ言葉を使わない
確かに意識して文章を書くと読みやすくなるなぁ〜と感じるテクニックばかりです。本書の中に例題文も載っているので、とても分かりやすく説明されています。
SEO技術では1,000字を目安に書きましょう!
というのは有名なテクニックです。今まではとにかく1,000字書くことだけを考えていました。
でも今後は読者の視覚も意識して文章を書こうと思います。
読ませる文章について
僕は今まで《断定する》文章はやんわりと避けて来ました。
僕がテキトーに作った2つの例を比べると差が分かります。
①政治は選挙目的のためだけにあります。
②政治は選挙目的もあるかと思います。
①の表現の方が強く断定していて、②は少し弱めな感じですよね。僕はいつも②の表現で必ず逃げ場を作って文章を書いていました。理由は読者からの反発が怖いからです。
でも読者に読んでもらうには強く断定しないとダメなんだと学びました。確かに控えめな表現だと読む気がしないという人もいるし、主張も伝わりにくいですよね。
そして大事なことは自分の主張を読者に読んでもらうことです。
そのために導入文が必要になることを学びました。ちなみに導入文とは文章の始めに書くあいさつ文みたいなやつですね。
まず最初に読んでもらいたくなるような導入文を書きます。手法としては以下の3つが紹介されていました。
①インパクト型
最初に答えを出して早めに読んでもらう手法
②寸止め型
ギリギリまで情報を開示して興味を引き付ける手法
③Q &A型
最初に問いと答えを全て開示して詳しく気になった人に読んでもらう手法
①と③は最初の導入文に答えを提示するので似ているなぁ~と感じました。など紹介されていました。僕は答えを先に出しちゃうのはもったいないと感じてしまうので苦手ですね~。でも本書の例分を見るとすごく読みたくなるような文章になっているので、一つのテクニックとして使えるな~と感じました。
僕は②の手法が好きですね。
先に答えは出さず、◯◯の方法を紹介します。って感じの導入文をよく使います。①と③は僕にはちょっと難しいです。
今まで気にしていませんでしたが、しっかり書こうとすると導入文って難しいですよね。グーグルアナリティクスでブログに載せた記事を分析すると、中には平均20秒くらい離脱している記事もあります。いや~20秒だと数行しか読んでくれていないですよね。要するに導入文で読者を引きつけられていないんです。
導入文を勉強して読者を引きつけられる文章がかけるようになりたいです。
説得力のない嫌いな文章を避ける
20歳の自分に受けさせたい文章講義を読んで一番納得したのは
《嫌いな文章を知ること》
ということでした。
いろんなブログやnote・ニュースの記事などを読んで、この文章は嫌いだな~読みたくないな~と思うことがあります。なぜ自分は嫌いだな~と思ったのかを分析することによって、自分の文章力を向上させるという話が著書にありました。
僕の嫌いな文章は以下の通りです。
・主張ばっかりで理由と事実がない文章
・反発したくなる断定と意味不明の格言ばかり
・普通の人にはわからない玄人?向けの文章
・あやふやな表現が多く、無駄な文章が長い
嫌いな文章を見つけたときは貴重だな~と思って勉強することにしています。
まぁ~僕の文章もかなり酷い方なので人のことは言えませんが(汗
そんな僕が嫌だな~と感じる文章は
《説得力がない》
文章です。
だからこそ、嫌いな文章にならないように説得力がある文章を書くことが重要だと思いました。
じゃ~どうすれば説得力がある文章が書けるのか?
そんな僕の疑問に答えてくれるように、著書でも文章に説得力をもたせる方法について言及されていました。知りたいことが書いてあったのでとても助かりましたね。
具体的にどうすればいいかというと、著書には
《①主張》《②理由》《③事実》
をしっかり示すことの必要性が書いてありました。
①主張
その文章を通じて伝えたい主張
②理由
なぜその主張になるのか
③事実
理由を裏付ける客観的な事実
本当になるほどな〜と納得させられます。この手法は本当に使えると思います。
具体的に僕がツイッターで出会った、とあるブログの嫌いな文章を例に、主張・理由・事実の法則を当てはめると面白かったです。なぜ嫌いに思ったかよく分かります。
嫌いな文章の例)
◯◯◯という本を読んで私の三日坊主が治りました。家計管理・ヨガ・読書をすることに成功しました。△△△さんは1日1回の筋トレを習慣化することができました。
ー完ー
この文章を書いた方の主張は分かります。3日坊主が治るということです。
そして理由は家計管理・ヨガ・読書という箇所になりますが、実は家計管理は別人がやっていて本人はレシートを渡しているだけでした。またヨガや読書については何日続いているのか?何冊読んだのか?情報がありません。
最後の△△△さんですが、いやー誰だよ(笑
という感じです。
完全に主張だけで理由と事実が抜けているんです。
主張・理由・事実がしっかりしてないと文章は説得力がなくて崩壊しますよね。
上記の嫌いな文章を、もし直すとしたら〜
《理由》にどれだけ継続できたか具体的な数字が必要で、《事実》に◯◯◯の本がベストセラーで何千人に効果があったなどの客観的な要素も必要ですね。
著書を読んだ後に嫌いな文章を読むと見方が変わって本当に勉強になりました。今度は自分の酷い文章も少しずつ直そうかなーと思いました。
感想・まとめ
20歳の自分に受けさせたい文章講座を読んで大変勉強になりました。学んだことの一部を紹介しましたが、他にも知らなかった《文章を書くテクニック》がいろいろありました。
例えば、わかるヤツにわかればいいは間違い
理解が深ければわかりやすい表現で高度な内容も書ける
という著書の主張はまさにその通りだな〜と思いました。
文章を書くって奥が深いですよね。
著書を読んで勉強できた他に、良かったなぁ〜と思ったことは、文章を書きたくなるということですね。
一人のブロガーとして書きたくなる気持ちにさせてくれたのは一番の収穫だったかもしれません。
著書でも述べられていましたが、文章が上手に書けることが重要ではなく、自分の主張が読書に伝わることが重要なんですね。
この本に出会えて良かったと思います。
僕は文章を書くのは下手かもしれませんが、主張をしっかり持ってブログを書いていこうと思わせてくれた一冊でした。