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紀平梨花vsトゥルソワがついに激突!どちらが勝つか考察してみる



2019年フィギュアスケートグランプリシリーズのアサインが発表されました。注目の紀平梨花選手ですが、GPカナダ大会で2019年世界ジュニアチャンピオンのトゥルソワ選手とぶつかることが判明しました!

 

このトゥルソワ選手は複数種類の4回転ジャンプを飛び、女性フィギュアの歴史を変える凄まじい選手です。

 

さて、気になるのは紀平梨花選手とトゥルソワ選手が戦ったら、いったいどちらが勝つのだろうか?ということです。

 

今回はいろんなデータと事実から勝敗を考察していきたいと思います。

 

 

自己ベストで比較する

まずは紀平選手とトゥルソワ選手の自己ベストを比較し、どちらが強いのか検討してみることにしました。

 

2019年6月時点の自己ベスト

選手 SP(点) FS(点) 総合得点
紀平梨花 83.97 154.12 233.12
トゥルソワ 74.74 153.49 225.52

 

注目したいのはこの自己ベストは両者とも作シーズンに叩き出した点数です。今もすごい勢いで成長しているのがわかります。また紀平選手のSPの点数は世界最高記録になります。(とにかくすごい

 

点数だけ見れば紀平選手の方がすべてにおいて上回っていますが、シニア選手である紀平選手の方が有利なので一概に比較することはできません。

恐るべきことは、上記のトゥルソワ選手の高得点は当時ジュニア2年目に叩き出したものだということです。ジュニア選手はシニア選手に比べて点数は伸びにくいのです。簡単に言えばジュニアだったトゥルソワ選手はシニアに比べて以下3点のハンデがあるのです。

 

《 ジュニア選手のハンデについて 》

・ステップの演技がFSでは一つ少ないルール

シニアに比べてFSは単純に5点くらい下がります

 

・SPでは4回転ジャンプは飛べないルール

トゥルソワ選手のSPの点が低めなのは得意の4回転を飛べないからですね

 

・演技構成点が低めに判定される

ジュニアの選手はシニアの選手に比べ演技構成点が伸びにくい傾向があります

 

 

もしトゥルソワ選手がSPから4回転ジャンプを飛んでいたら?演技構成点がもっと高かったら?結果は違ったものになっているでしょう。

今シーズンはそんな『シニアのトゥルソワ選手』と紀平選手がどのような戦いを見せてくれるのか?すごく気になるので考察していきたいと思います。

 

 

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今季のジャンプ構成で比較

シニアになったトゥルソワ選手は間違いなくSPから4回転ジャンプを飛んでくるでしょう。予想されるジャンプ構成は4回転ルッツ、4回転トーループ+3回転トーループ、ダブルアクセルですね。

 

ミスなく成功させたら、その時点で勝負あり!!!

SPだけで圧倒的な点差で勝利してしまう...と思っていましたが、

《女子シングルはSPで4回転飛べないルールです》

 

完全に忘れてました。

そうなるとSPはトリプルアクセルを飛べる紀平選手が有利になりそうですが、実際どうでしょうか?

 

 

 

そこでトゥルソワ選手と紀平選手を比較して、ジャンプだけでどのくらいの点差が出るのか考察してみます。※出来栄え(GOE)は+3として計算する

 

SPジャンプ構成について

 

トゥルソワ選手

SPジャンプ合計得点:24.06

ジャンプ 基礎点 GOE(+3) 点数
2A 3.30 0.99 4.29
3F 5.30 1.59 6.89
3Lz+3T(後半) 11.11 1.77 12.88

 

 

紀平梨花選手

 SPジャンプ合計得点:29.75

ジャンプ 基礎点 GOE(+3) 点数
3A 8.00 2.40 10.40
3F+3T 9.50 1.59 11.09
3Lz(後半) 6.49 1.77 8.26

 


SPは紀平選手が5.69点リードできる展開が予想されます。やはりトリプルアクセルの点数は大きいです。 

 

 

では次にFSではどうなるか比較してみたいと思います。

FSでは紀平選手は4回転サルコウを飛ぶことが予想されます。

紀平選手のFSはどこまで伸びるのでしょうか?

紀平選手とトゥルソワ選手のジャンプ構成を比較してきます。

 

※紀平選手のジャンプ構成はあくまでも予想です

※GOEは+3として計算

 

FSジャンプ構成について

 

トゥルソワ選手

 FSジャンプ合計得点:82.75

ジャンプ 基礎点 GOE(+3) 点数
4Lz 11.5 3.45 14.95
4T+3T 13.7 2.85 16.55
4T 9.5 2.85 12.35
2A 3.3 0.99 4.29
3Lz+3Lo(後半) 11.88 1.77 13.65
3Lz+1Eu+3S(後半) 11.77 1.77 13.54
3F(後半) 5.83 1.59 7.42

 

 

紀平梨花選手

 FSジャンプ合計得点:72.65

ジャンプ 基礎点 GOE(+3) 点数
4S 9.7 2.91 12.61
3A+3T 12.2 2.4 14.6
3A 8 2.4 10.4
3Lo 4.9 1.47 6.37
3Lz+2T(後半) 7.92 1.77 9.69
3F(後半) 5.83 1.59 7.42
3Lz+2T+2Lo(後半) 9.79 1.77 11.56

 

 

フリーでは紀平選手はトゥルソワ選手より10.1点低くなります。

紀平選手が4回転サルコウとトリプルアクセル2本を飛んでも、ノーミス合戦になったら逆転されます。トータルで見るとトゥルソワ選手の方が有利でしょう。ショートとフリー合わせてジャンプだけで約4.41点ほどの差があります。。。

 

 

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演技構成点はどちらか有利?

ジャンプでは点差が生じていますが、おそらくステップとスピンでの点差はほとんどないでしょう。両者も優れたスケーティングスキルを持っています。

 

そうなるとあとは演技構成点が勝負の分かれ目になります。

 

実際に紀平選手とトゥルソワ選手の演技構成点を比較してみます。

2019年世界選手権の紀平選手と2019年世界ジュニアのトゥルソワ選手の演技構成点を見てみます。

 

演技構成点比較

選手 SP FS 合計
紀平梨花 33.98 69.70 103.68
トゥルソワ 31.34 64.44 95.78

 

結果的に見れば7.9点ほど紀平選手がリードしています。

しかしこの点数はトゥルソワ選手がジュニアだったときのものです。

実際にシニアで試合をこなせば点数は少しづつ上がってくるため、おそらく演技構成点の点差はほぼなくなると予想します。

 

事実、シニア1年目で平昌冬季五輪で金メダルを獲得したザギトワ選手は

シニア初戦のロンバルディア杯の演技構成点はショートとフリー合わせて99.16点でしたが、平昌五輪では112.65点まで伸びました。

 

シニアになって演技構成点が下がる選手は見たことがないし、トゥルソワ選手のザギトワ選手並みの可能性を秘めているため、演技構成点はどちらが有利かは断言できないと思います。

 

おそらく2019年GPカナダ大会ではやや紀平選手が上かもしれませんが、ほぼ互角だと予想しています。

 

 

 

現時点で勝つのはどちら?

紀平選手とトゥルソワ選手が激突した場合、どちらが勝つのでしょうか?

 

結論を言えば、ノーミスならトゥルソワ選手が若干有利でしょうか。。。

正直言って、ほぼ互角です。

確実に言えることは、

先にミスした方が負けるでしょう。

 

ただ紀平選手は勝つためにFSで4回転サルコウを飛ぶのは必須です。飛ばない場合は勝てないと考えます。(基礎点差が大きい)

 

ただトゥルソワ選手も4回転ジャンプという諸刃の剣があります。成功すれば点数は伸びますが、失敗すれば3回転ジャンプより点数は低くなります。

 

勝敗のカギは最終的にジャンプの成功率にかかっています。

 

ちなみに2018-2019年シーズンの紀平選手とトゥルソワ選手のジャンプの成功率を計算すると・・

 

紀平選手のトリプルアクセルの成功率は約50%。

トゥルソワ選手は4回転ルッツの成功率は33.3%、4回転トーループの成功率は75%でした。

 

よってSPとFS共にノーミスの確率を計算すると

・紀平選手12.5%

・トゥルソワ選手18.5%

ほぼ互角!!!6%の差は微小な誤差ですね!

※3A及び4回転以外のジャンプはノーミスと仮定して計算

 

 

ただ紀平選手のミスはトリプルアクセルが抜けてシングルアクセルになってしまうことが多いため、ミスすると0点になってしまいます。

 

しかしトゥルソワ選手の場合は回転が抜けるミスがほぼないため、ミスしても基礎点がもらえます。

 

この点を考えると、現段階ではトゥルソワ選手の方が若干有利かな~というのが筆者の感想です。

 

ただトゥルソワ選手の体型は北京五輪まではもたないでしょう。必ず女性特有の成長に悩まされると思います。その点を考えると時間が経てば経つほど紀平選手の方がフィギュアスケーターとしての寿命は長いと考えます。

 

ただ2019-2020年シーズンはトゥルソワ選手がミスをしない限り、各大会で優勝をさらっていくと予想されます。

 

よって紀平梨花選手vsトゥルソワ選手はどちらが勝つか?

2019-2020年シーズンに限り、トゥルソワ選手が勝つと予想します。

確率的に考えても、トゥルソワ選手の4回転トーループの成功率は男子トップ選手レベルなので驚異的です。

 

ぜひ紀平選手には予想を裏切るほどの飛躍的な成長を期待したいと思います。

今シーズンもとても楽しみですね!