エレキンスカイウォーカー

お得な情報や商品レビューや体験談など、自由気ままに書いている雑記ブログです。だいたいコラム的な感じです。誰も読まないかもですがたまにゲームや遊びについて解説するときもあります。

ダンまちファミリアクロニクルepisodeフレイヤ の感想について



2019年12月になり、そろそろダンまち16巻が発売されるんじゃないかな~と思っていたら、12月12日にダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか ファミリアクロニクル episodeフレイヤが発売されてました!

 

そんなわけで、ダンまちファンとして早速読んでみました。女神フレイヤ様の印象がかなり変わった話でした。そのおおよその感想を語りたいと思います。

 

 

フレイヤ様の発作

美の女神フレイヤが自分の伴侶を探すために旅立つ。幹部達いわくフレイヤ様の発作らしいです。

そんな自由気ままなフレイヤ様にてんやわんやするオッタルを含む幹部達。ダンまち本編では、カッコいいイメージがあるフレイヤファミリアの幹部達ですが・・結構みんな残念?な性格をしててギャップが面白かったですね。

 

オラリオの外の世界を満喫するフレイヤ様(もちろん幹部達が影で護衛している)

 

旅の途中の町で戦争で奴隷にされた多くの人々の中に光る魂を見つける。輝く魂を持つアリィと名乗る少女との出会いから、フレイヤの冒険(デート?)が始まる。

 

 

女神フレイヤの品格

今作を読んで美の女神フレイヤ様が、ただの色ボケ女神ではなく

品格を持つ全知全能の神様だというのが、一つ一つの行動から感じましたね。本編ではベル君を付け狙う悪い神?のような印象がありましたが、輝く美しい魂を持つ者を伴侶として自分のそばに置きたい。

シンプルにそれを求める神なのだなーと感じました。

良くも悪くもそれだけはシンプル!!!

 

美の女神フレイヤ様という神を考えたときに、なぜ多くに人が付き従うのか疑問に思っていましたが、美で魅了しているわけではなく、フレイヤという神が尊敬に値する品格を持つ神だからこそ、人がついてくる。

 

奴隷が並ぶ市場の光景が、自分の見たい光景とは違うから、奴隷を全て買取り開放して自由にし、食べ物を与える。

善の行いをしたいからではなく、単純に見るに値しない光景を、強引に自分の望む美しい光景に変える。

物語の中にはそんな神としての器の大きさ、美の品格が漂うシーンがいくつもありましたね。

 

それも圧倒的な余裕!!!

ただの色ボケ女神様ではないんですね。

 

ただ物語を通して、圧倒的に気まぐれ!!!

 

人の生死に頓着がなく、国が亡ぼうが気にもしない。

自分の望むものが手に入るか否か、面白いのか否か、

フレイヤ様もダンまちの神々に共通するものを感じました。

 

ファミリアクロニクルepisodeフレイヤを、簡単にまとめてしまえば、

気まぐれに旅に出たフレイヤ様がアリィという輝きそうな魂を持つ少女を見つけ、8万の大軍に侵略されつつある小国を救おうと奮闘するアリィをフレイヤが救う

 

そう結果的にフレイヤがアリィの魂がどう輝くのか興味があった(伴侶としてふさわしいか)だけで、別に国を救うつもりとか一切ない。

 

救われた人(アリィ)はフレイヤを慕い、尊敬し、愛情も生まれるが

フレイヤ様は気まぐれ、すべて気まぐれ

 

個人的には冷酷さすら感じさせるが、フレイヤに関わったすべての登場人物はフレイヤにある意味で魅了される。

 

別にフレイヤは魅了しようとはしていない。この辺は物語をぜひ読んでもらいたいと思います。女神の魅了の力を使った場合の恐ろしさを・・

 

 

フレイヤファミリア

物語はフレイヤファミリアの幹部達が、どうしてフレイヤファミリアに入団したのか、その過去のエピソードにも触れられています。

 

全てに共通するのはみんな

フレイヤ様に救われたという事実・・

すべての幹部の過去に共通するのは、悩ましく惨めだったこと

 

救われたこそ、本気でフレイヤのことを愛し、フレイヤのために強くなろうとする。

 

強くなりたいというシンプルな想いがあるから、

ファミリアの仲間のことなんかどうだっていいんですよね。

だからファミリアはバラバラ・・

ロキファミリアと決定的な違いがわかりましたね。

 

個の力に特化したファミリアと、組織化され協力しあうことに特化されたファミリア。

 

ダンジョンを攻略するために必要なのは後者でしょう。

だからフレイヤファミリアがダンジョンの最下層まで攻略するようなことはないんだろうな~と感じました。

 

 

ダンまちはインフレする

オッタルという存在はオラリオ最強の冒険者。しかしオッタルは勝利し続けてきたわけではなく、敗北し続けてきたことがわかりました。

オッタルは強くあったわけではなく、結果的に強者と戦い続けて強くなったんですね。

 

そしてオッタルが目指す強者というのが

過去、ゼウスファミリアにいたレベル8、ヘラファミリアにいたレベル9

 

オッタルのレベル7が霞んできます。

 

そうですね。オッタルはまだまだ全然強くないんです。

過去の英雄と比べると・・

 

ここにきて、ダンまちがインフレする予感

 

オッタルが完全にかませになる可能性を将来感じさせられます。

今作でオッタルのステイタスが公開されたのも、インフレの前兆なのかもしれませんね。

www.absbmagic.com

 

レベル9でも黒竜に全滅させられたわけですもんね。

今いる冒険者が今後どのくらい強くなっていくんでしょうか。

そう思うと激しいインフレが待っているような気がしました。

 

 

フレイヤ様とベル君との関係

今回の物語は女神フレイヤがベル君を見つける前の話でした。

最後に物語を通して、最終的にフレイヤ様はベル君をどうするのか考えてしまいました。ベル君を私の物にすると公言していますが、優れた品格を持つフレイヤ様が単純にベル君を奪うのか疑問に思いました。

 

たぶん、無邪気少女と優れた神の両面を持つフレイヤ様は

予想を超えた行動をしてくるんだと思います。

 

最初は最終的にはベル君VSオッタルで戦争遊戯かな?

 

とか予想していましたが、たぶんそんな単純な話にはならないな~と感じます。ベル君の中では『 アイズさん > フレイヤ様 』なので(たぶん)、フレイヤ様は恐ろしく嫉妬すると予想しますが、

 

品格を持つフレイヤ様が品性を失ってベル君を奪いに来るという感じだったら、そもそもオッタルを含む幹部達もといフレイヤファミリアは成り立たないしょう。だってそんな神についていきたくないですもんね。

 

だから、フレイヤ様とベル君の関係は、フレイヤ様の愛をベル君が受け止めるのかどうか・・そんな恋愛話になるのかな?

そこで品格を持つ女神フレイヤ様のどう動くのか?

ちょっと楽しみだったりします。

 

ただフレイヤ本人は「最終的に奪うことになる」と言っているので

どうなのかな~と

 

今回のアリィのように、もしフレイヤが奪ってしまえば魂は輝かない場合もあり、あきらめざるえないことも考えられます。

 

結局、女神フレイヤ様の伴侶探しは成就しないような気がします。