麻雀は運の要素が強いゲームです。何をやっても絶対に勝てないときもあります。漫画のように無敗というのは絶対にありえません。もしあるとすれば相手が相当の初心者なのかもしれません。
自分も始めたばかりのときは振込んでばかりいました。一番先に上がれたら勝ちなんだと思っていました。あとちょっとで上がれそうだと欲望に目が眩んで何も考えることができなかったです。
まず『一番先に上がれたら勝ち』の理屈が間違っていることに気がつくのに一年くらいかかりました。
今回お話する振り込まない方法は誰でも簡単にできます。ルールを守って麻雀をすれば放銃率(振り込む確率)は各段に減ります。悩んでいる方はぜひ一度試してみてください。
誰でもできる振り込まない方法
『振り込まない方法』ですが、放銃率(振り込む確率)を下げることは可能でしょう。でも絶対に振り込まないっていうのは不可能です。極端な話、最初の1打で振り込む可能性もゼロではないためです。
ここである程度、放銃率を下げるために自分がやり始めた方法をお話ししたいと思います。
1、最初の手配で攻めるか降りるか決める
基本的に目指すのは満貫です。でも明らかに無理そうな手配ってありますよね。そのときは役牌だけは鳴かせないようにして、極力諦めます。
2、平和でリーチをかけない。
平和だけではなく、リーチをかけずに上がれるときは黙聴(ダマテン)で待ちます。相手からリーチがかかったら降りることが出来ます。
3、安パイ以外は信用しない。
スジや裏スジなど麻雀は手配を読む技術はたくさんありますが、明らかな安パイ以外は信用しません。正直相手の手配なんて私は読めません。振込みが多い方は読み過ぎたりしてませんか?
4、相手に嫌がらせをする。
明らかな染め手等の場合は鳴かせないようにしましょう。またチャンタ等もわかりやすいのでさすがに読めます。
5、456の真ん中の牌は捨てない。
スジは信用しない方がいいです。1・9・字牌の方が当たる確率は低いです。ただ相手がチャンタや染め手だった場合は注意です。安パイがないからといって無暗に456の牌を捨てるのはよしましょう。
6、相手からリーチがかかったときに、自分がテンパイでない場合、100%降ります。
満貫になりそうでも降ります。テンパイになりそうっていうのが一番の誘惑です。
だってテンパイになる保証なんてないですから。
7、リーチのみで上がらない。
最低でも2飜を考えます。役がリーチのみの形になってしまうのは初心者ではよくあることです。練習して役を増やせるようにしましょう。
8、9巡目以降でテンパイまでリャンシャンテンなら降りる。
ここで危険配は切りません。9巡目からは局も後半なので相手がダマでテンパイしている可能性があります。倍満や役満が見えるならまだわかりますが、それ以外なら堅く降りましょう。
9、12巡目以降は3飜以上で良い形のテンパイじゃなきゃ降ります。
ほぼ相手はテンパイしてる思っていいでしょう。例として12巡目で平和のみでテンパイだった場合は降ります。テンパイだからといって確実に上がれるとは限りません。相手が満貫をテンパイしているかもしれません。
10、テンパイで流局の誘惑に負けない。
1000点いらないので安全を買います。
11、ビリでも我慢。
3位の人が振り込んでくれてビリを脱出する可能性も高いです。焦らず我慢しましょう。
上記のルールを守って東風戦を135戦したときの放銃率は8.49%でした。
4人麻雀の場合、最初にテンパイする確率は25%です。4回中3回は相手が先行してテンパイします。一切降りずにツッパってたら〜いっぱい振り込んじゃいますよね。麻雀は我慢するゲームだということを忘れてはいけません。
攻めるべきパターン
駆け引きが得意という人は少ないでしょう。麻雀は心理戦ですが、自分でルールを作れば安定した麻雀を打つことができます。自分が攻めるべきパターンを作りましょう。簡単ですが攻めるパターンについて紹介します。
①9巡目までは攻める。手配がそこそこ良ければ9巡目までは全ツッパします。相手からのリーチがなければですが、、
②親のときに3飜以上テンパイ、全ツッパします。
③9巡目までで2飜以上でリーチをかければ上がれる場合は迷わずリーチ。
以上です。
1番大切なことは楽しく麻雀することかもしれませんね。あとお金はかけちゃいけません!!
必ず回避すべき場面
単純に考えるならば危なそうだと判断し、かつ自分が全然揃ってないときは降りる。麻雀をしている人がみんな思う1番シンプルな答えだと思います。
じゃ〜『全然揃ってないとき』というのは人それぞれ考えがあると思います。
なかなか自信を持ってここは降りるべき!と強く言えませんが、絶対に100%降りるべき場面というのは存在します。
下記の画像は3人麻雀ですが、まさに絶対降りるべき場面の一つです。
上記の画像は他のプレイヤーが大三元を振り込んだ場面です。
すでに白と中がポンされていますね。そして場には1枚も発が出ていなかった。
しかし相手プレイヤーは発を捨ててしまいました。
よ〜く見ると、発を捨てる時点でテンパイすらなっていません。ドラが一筒なので仮に発を捨ててテンパイになったとしても、『タンヤオのみ』です。
この局もだいぶ後半になっていることと、発が1枚も出てないことを考えると、相手がテンパイしている可能性は高い。
大三元 役満 32000点
対
タンヤオのみ 1000点
この場面は誰が見ても100%降りるシーンです。
損得を冷静に考えられないと麻雀は勝てません。降りるのが苦手な人は自分にルールを課して守るように心掛けるといいかもしれません。